ブランド基準を満たす処方設計
生産前の製品テストにおける
主要パラメータ
研究開発は、製品のコンセプトから完成品に至るまでの成否を左右する重要な要素の一つです。
研究開発においては、粘度・温度・pH・糖度(Brix)・水分活性(Aw) といった主要パラメータなど、完成品の機能や特性を考慮するだけでなく、製品の品質を確保しつつ、実現可能な量産体制を構築するために、既存のプロセスとの連携も必要となります。
pHと糖度
安全性と品質の一貫性を確保するため、酸度および糖度を評価・管理
粘度と流動性
低粘度の液体から高粘度のジェル・ペーストまで、充填設備での流動性や充填適性を検証
生産環境との
互換性と拡張性
試験室レベルだけでなく、実際の量産設備で安定して充填・製造できるかを確認し、量産時の再現性を検証
温度安定性
低粘度の液体から高粘度のジェル・ペーストまで、充填設備での流動性や充填適性を検証
水分活性
賞味期限・食感・微生物学的安全性に大きく影響する水分活性(Aw)を評価
量産を見据えた研究開発体制
一般的な研究所とは異なり、HTTの研究開発は実際の量産設備を使用して行われます。
開発した処方は、試作段階から量産環境で検証するため、製品化までの期間を短縮するとともに、量産時の設備適合性や製造上の課題を早期に把握し、手戻りや追加コストの発生を未然に防ぎます。
1
臨床検査
目標仕様を満たすための
少量生産による配合と初期試験
2
パイロット生産
当社独自の生産設備を用いて
限定的な規模で実施
3
生産検証
本格的な生産を開始する前に
賞味期限・法令遵守・拡張性への対応状況を確認
持続可能で実用的、かつ栄養価の高いブランドづくり
クリーンラベル表示は一時的な流行ではなく、ますます高まるニーズです。
ブランドオーナーには、製品の安全性だけでなく、原材料の調達方法や加工工程に至るまで、製品の背景といった全体像を理解する必要があります。
6.80%
世界のクリーンラベル市場は、2024年の442.6億米ドルから2032年には749.2億米ドルへ成長すると予測されています。
71%
世界の消費者の71%が、「馴染みのある原材料で作られている」という表示を重要視しています。
50%
世界の消費者の50%が、前年よりも原材料表示を確認する機会が増えています。
40%
世界の消費者の40%が、添加物や人工由来原料を使用していない製品の購入を増やしています。
出典 : ATLAS; Ingredion Proprietary Research, Global Clean Label Consumer Study, 2023

高まる市場ニーズに応える生産体制
HTTでは、高まるクリーンラベル製品への需要に対応できるよう、研究開発から量産までを見据えた生産体制を構築しています。
開発期間の短縮を図るとともに、処方の安全性、法規制への適合性、そして量産設備との適合性を総合的に検証し、スムーズな製品化を支援します。
過去の研究開発プロジェクト
袋入りジェル製品
HTST(高温短時間殺菌)によるアセプティック製造工程に対応したシーモスジェルを開発。ホットフィル充填、ラック冷却、常温保存可能なパウチ包装に適した処方設計を行い、製造工程との適合性を考慮して最適なハイドロコロイドを選定しています。
プロバイオティクス製品(防湿包装)
湿度管理された充填環境、防湿性に優れた包装フィルム、窒素充填を組み合わせることで、プロバイオティクスの品質と有効性を維持し、保存安定性の向上を実現します。
発酵製品の処方開発
クリーンラベルに対応した原料や製造技術を採用し、レモン果汁の酸化による褐変を抑制する処方を開発。発酵による価値を維持しながら、製品本来の色調や品質を保つ製品設計を実現します。
リポソーム液処理技術
リポソーム製剤を対象に、加水分解や酸化による経時劣化を評価する保存安定性試験を実施。長期保存時の品質維持を見据えた処方設計と製品開発を支援します。